犬の特徴：視覚

2021/11/28

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今日は犬の「視覚」についてです。

みなさんは犬が普段どのような世界を見ているかご存じですか？

まず認識している色ですが、昔は白黒ではないかと推測されていました。ですが研究の結果2種類の色を認識していることがわかりました。その色とは「赤・オレンジ・黄・緑」と「青・紫」の２種類で、どちらの色のグループも一つの色調として認識しています。

つまり、犬にとっては赤も緑も同じ様に見えるため、緑の芝生で、赤やオレンジ・黄色のボールを探すことは難しいようです。

そして気になる視力ですが、仮に人の視力を1.0とすると犬の視力は0.4程度といわれています。人は遠くを見たり近くを見たりするときレンズの役割をしている水晶体で調節しています。犬はこの調節が苦手で1メートル先の距離にしか焦点が合わせられなく、70cm以内にある物にも焦点を合わせることが出来ません。

よくおやつを投げて上手に口でキャッチする動画を目にしますね。

犬は静止している物を見る力は人より劣っていますが、動くものを捉える「動体視力」には優れています。

お家でもぜひ一度やってみてください。成功しても、失敗してもすごくかわいい一面が見られると思います。

そんな動体視力に優れている目ですが、高齢による白内障や病気で視力が低下します。

そうすると今まではスムーズに椅子の間をすり抜けられていたものが、椅子の脚にぶつかるようになってしまったり、ドアが閉まっているのに進んで頭をぶつけてしまうようになります。

このような状態が見られたら一度動物病院で診察してもらうといいかと思います。

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